こんにちは、つるばなです。
介護の現場では、「ケアマネさん」との関係がとても大切ですよね。頼れる存在になってくれる人も多い一方で、実は「ちょっと苦手かも…」「相談しづらいな…」と感じているご家族も少なくありません。
今回は、そんな“困ったケアマネさん”に出会ってしまった時の実例と、ちょっとした解決のヒントをまとめました。
「うちだけじゃないんだ」「こんなときはどうしたら?」と、少しでも気持ちが軽くなるきっかけになりますように。
◼️こんなケアマネさん、いませんか?【タイプ別&エピソード紹介
◎タイプ①:とにかく上から目線
「まあ、家族が甘やかしてきたからでしょう」「本人わがままですしね〜」なんて言われて、涙が出そうになった…
介護で悩んで相談しているのに、「甘やかしてきこられたんでしょう」「本人のせいですよ」なんて言葉をぶつけられると、本当にショックですよね。 努力も葛藤も無視されたような気持ちになります。
◎タイプ②:話が通じない or 聞いてない?
「先月も言いましたよね」と言われたけど、初耳です!ってこと、実はけっこうあります。
家族の間で情報が行き違っていたり、伝えたつもりになっていたり…。 ちゃんと話を聞いてもらえてないと、信頼関係はガタガタに。 「じゃあ誰が聞いたの?」「どこに書いてある?」と、不安ばかりが募ります。
◎タイプ③:威圧感がすごくて話しづらい
無言、腕組み、にらまれるような目…相談したいことがあっても、怖くて聞けないという方も多いんです。
ケア会議で質問したくても、ピリピリした空気に飲まれてしまって、結局なにも言えずに終わってしまったという声も。
◎タイプ④:なんでも自己流で説明がない
「このサービスで決まりです」と即決。説明はほぼなし。
本人の希望も、家族の意向も聞かれずに話がどんどん進んでいくこと、ありませんか? 「置いてけぼり」にされた気持ち、誰でも不安になります。
◎タイプ⑤:清潔感や態度に違和感
寝ぐせ、ヨレヨレの服、スマホばかり…あいさつもなし。
介護のプロとして信頼したいのに、態度や見た目の印象でモヤモヤしてしまうことってありますよね。 「この人に、大事なことお願いして大丈夫かな?」と不安になるのは当然です。
◎タイプ⑥:距離が近すぎる、対応が雑
タメ口で話されたり、頼んだことを軽く流されたり…
最初は親しみやすいと思っていたけど、だんだん雑な扱いに感じてしまうパターンも。 「なんか軽く扱われてる?」「信頼されてない?」と感じてしまうと、相談もしづらくなります。
◼️困ったケアマネさんのタイプと事例
もちろん、ケアマネさんも十人十色。性格も、経験値も、状況もいろいろ。
- 新人さんで現場経験が浅い
- 忙しさから余裕がない
- 人との距離感が苦手
…そんな背景があるのかもしれません。 でも、それは「仕方ない」と我慢し続ける理由にはなりません。あなたの感じている「モヤモヤ」や「不信感」は、大切なサインです。
「私の感じ方がおかしいのかな?」と自分を責めず、「この人と合わないだけかも」と受け取って大丈夫。
◼️ケアマネさんに気をつけてほしい事
このブログを読んでくださっているケアマネさんもいるかもしれません。 もし「もしかして、自分のことかも…」と感じたら、ほんの少しだけ立ち止まってみてください。
- 相手との距離感を大切に(タメ口や馴れ馴れしさに注意)
- 利用者本人と家族の“気持ち”を丁寧に聴き取る
- 説明は、やさしく・ゆっくり・わかりやすく
- 情報はメモする・復唱する・あとで報告する誠実さを
- 「今この人は不安かな?」と想像力を持つ
ケアマネは、たくさんの人の“生活”を支えるお仕事。 でも、関わるひとりひとりの「気持ち」を支える場面もたくさんあると思います。
特に、介護に関わるご家族は「一生懸命時間を作って介護しているけど体力的にも精神的にも辛い」「この先の介護が不安」「施設か自宅で介護を続けるか」「もう限界かも…」と思いながら踏ん張っている方が多いです。 そんなご家族にとって、“ケアマネさんの寄りそう一言”は大きな意味を持ちます。
ふとした言動で、「この人に話してよかった」「この人が担当でよかった」って思ってもらえるケアマネさん、たくさんいます。 それってきっと、ご家族にとってすごく大きな力だと思うのです。
■ 我慢しないでOK!困った時の対処法
① まずは「地域包括支援センター」に相談してみましょう
地域の介護相談窓口で、電話でやさしく対応してくれます。
「ちょっとケアマネさんの言葉がキツく聞こえて本当のお願いがしづらくて・・・」 「担当を変えたいんだけど…」という相談もしてOK!
② 同じ事業所の別のケアマネさんに変更してもらう方法もあります
一度お願いした事業所を変えなくても、他の方に代えてもらえることもできます。
※地域包括や直接居宅事業所、または直接ケアマネさんに交代希望を伝える事例もありますが、なかなか言いづらいお願いなので、地域包括や事業所の管理者宛に連絡をするとスムーズです。
③ 気になることはメモしておくとスムーズです
「こんなことがあった」「この対応は気になった」
→ メモしておくと相談しやすくなります。
「こんなこと言って大げさかな…」と我慢せずに、 あなたとご家族の心がホッとする環境を整えることが大事です。
■ ケアマネ交代は制度的にOK!
実は介護保険では、ケアマネは“自由に選べる”仕組みになっています。 理由を問わず、いつでも変更できるんです。
手続きが必要なので、「誰に相談すればいいか分からない…」という方は、 地域包括支援センターや、他の事業所に問い合わせてみてください。
■ ケアマネを変えたら、こんな変化がありました(実際の声)
- 「ショートメールで連絡が取れるようになってすごく助かった」
- 「訪問時に、その場で家族の質問に全部答えてくれた」
- 「サービスについての資料を用意してくれた」
- 「支援で、できる事だけでなく、できない事もきちんと説明してくれた」
- 「威圧感もなく安心して相談できるようになった」
ケアマネが変わるだけで、介護の空気がガラリと変わることもあるんです。
■ まとめ:相性が合わないのは、悪いことじゃない
介護の悩みって、身体のことだけじゃなく、心の疲れも大きいものです。 その中で「相談できるはずの人」が、逆にストレスになってしまったら…本当にしんどいですよね。
ケアマネも人。合う・合わないはどうしてもあります。 でもそれを我慢し続けて、家族がしんどくなってしまうのは本末転倒です。
「少し変だな」「なんとなく合わないな」 そんな違和感を感じたら、どうかその気持ちを大切にしてください。
大丈夫です。 あなたが悪いわけじゃありません。 そして、変えることも、選ぶことも、あなたの自由です。
このブログを読んでくださっているあなたが、 心から安心して相談できるケアマネさんに出会えるよう、心から願っています☺️

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