こんにちは、つるばなです。
今日は少しモヤモヤするけど、でもとっても大事なテーマを取り上げます。
「ヘルパーさん、ちゃんと来てくれてる?」
「支援、ちゃんとやってくれてるのかな?」
「もしかしてサボってるのでは?」
…そんなふうに感じたこと、ありませんか?
介護をしている知人から相談された話題なのですが、「ヘルパーが掃除ちゃんとしてないみたいで•••トイレの床掃除してくれないんだよね。これって普通なのかな?」
え?そんな事業所あるの?それが私の最初の言葉でした。信じがたい話ですが、話を深く聞いていくとなんとびっくりな事実ばかり。
知人のように、最初は気のせいかなと思っても、よくよく見てみると「あれ?変だな。これぜったいおかしい!サボってる」ってこと、突き詰めて確認してくと事実でした。
記事では、知人の実例を元にヘルパーさんが来ない・サボっている?手抜きしているのでは…?と感じたときにどうすればよいか、確認のポイントと家族ができる対応策をやさしくご紹介します。
【実例1】● 挨拶もなし、無言で掃除だけ
家族が同席していても、目も合わせず無言…。
挨拶も会話もなく、まるで「仕事だけやりに来ました」という雰囲気でサーッと掃除して帰ってしまう。
→ 利用者本人も話しかけにくくて、なんとなく気まずい空気に。
【実例2】● 薬をただ手渡されただけ、置きっぱなし
本当は「薬を飲ませる」支援があるはずなのに、
家族がいたらそのまま手渡して終わり。
別の日には、テーブルの上に置かれたままになっていたのを発見した。
→ 支援内容に服薬確認が入っているのに飲まされていないと、病状が悪化したりする恐れも。手渡しだけだと結局本人は飲み忘れてしまっていたりするし、きちんとプラン通り支援を行うことが求められます。
【実例3】● 連絡ノートってなに?そもそも渡されてない!
「今日は何してもらったの?」と聞いても、
本人は覚えていない。かといって電話でいちいち問い合わせするにはヘ受付時間内に問い合わないし、そんな余裕はないし・・・。
「連絡ノート?なにそれ、しらない」
→私が「連絡ノートにはきちんと支援内容や状況など書かれているかきくと「連絡ノートを知らない」と・・・。
介護連絡ノートとは
医療スタッフ・介護スタッフ・ご家族の3者間で用いる連絡帳のこと。
スタッフ間の連携や申し送り、もちろんご家族もヘルパーや医療スタッフに伝えたい状況や情報・介護記録も記載するなどに利用できるものです。
→ 衝撃の事実ですが、知人は連絡ノートtの存在や利用をしらされていまでんでした。これではケアマネも、家族も、何がどうだったのか全然わからない!
他にもこんなことが・・・
- 予定は10時~11時となっていたけれど、実際は10時半に来て20分で帰っていた
- 「掃除・洗濯支援」とあったが、トイレの床や洗濯がずっと汚れたまま
- 支援予定日なのに、支援にきておらず家族に連絡もなかった
- 本人がヘルパーを嫌がって、支援中はベランダで過ごしていた(この暑い時期に•••)
なぜこんなことが起こるのか
もちろん、ほとんどのヘルパーさんは一生懸命です。
でも人手不足や忙しさ、そして“相性”や“慣れ”が積み重なると、
支援の質が落ちてしまうこともあります。
・1日の訪問件数が多すぎる
・相性が合わず関わりが薄くなる
・「誰も見てないし」と気が緩んでしまう
こういったことは現場でも問題になっていて、
特に「独居の高齢者」ほど、気づかれにくいんです。
対応策① ケアマネジャーに相談する
違和感を覚えたら、まずは【担当のケアマネさん】に相談しましょう。
「気のせいかもしれないけれど…」という前置きでも大丈夫です。
ケアマネはヘルパーの提供状況を管理する立場でもあります。家族の不安を伝えることで、訪問内容の見直しや事業所への連絡などを行ってくれます。
「○○が気になるんです」と素直に伝えてOK。
やわらかくても大丈夫です。「ちょっと気になっていて…」という言い方でもOK!
対応策② 記録や支援内容を一度整理してみる
・記録票が残っていない場合は、次回のモニタリングで見せてもらえるよう依頼
・「何曜日の何時に何をしているか?」を、カレンダーなどに簡単にメモ
・必要であれば、第三者の同席(家族、包括支援センターなど)をお願いする
対応策③ ヘルパー事業所と直接やりとりしたいとき
もし直接伝える必要がある場合は、「事実だけを冷静に」伝えるのがコツです。
たとえば:
- 「10時からの予定でしたが、10時40分に来ていました」
- 「掃除支援とありますが、トイレの床が拭かれていない日が多いようです」
👉事業所に伝えるときはケアマネ経由が安心
直接だと関係がギクシャクしちゃうかも…と不安のある方や、感情的になってしまいそうなときは、無理せずケアマネを通じて伝えてもらいましょう
改善されないときは、事業所の変更も視野に
実はヘルパー事業所は変更しても問題ありません。またはその担当ヘルパーを外してと相談することもできます。
「ケアマネさんが決めてくれたところだから変えられない」
「私の気のせいかもしれないから別のヘルパーさんにきてもらうのは申し訳ない」
その不信感と不安な気持ちを持ったまま支援を受けるのではなく、問題として感じる部分は伝え改善していくことは在宅介護を続けていく上でとても大切だと思います。(※クレーマー気質な希望や悪意ある意見は別ですよ☺️)
実際に「変えたら全然違った!」という声もたくさんあります。
不満を我慢せずに、選び直すのも大事な一歩です。
大事なこと:「すべてのヘルパーが悪いわけではありません」
きちんとお伝えしておきたいのは、真面目に丁寧に支援してくれているヘルパーさんや事業所もたくさんあるということ。
利用者さんの気持ちに寄り添いながら、暑い日も寒い日も一生懸命働いている介護職員が大多数です。
ですが一方で、一部のヘルパーや事業所において、業務不履行や連絡ミスなどのトラブルが発生しているのも現実。
その結果、クレームや不信感につながるケースも見られます。
「うちの母のところに来ているヘルパーさんも、こんな感じだったのかな…?」と感じる家族も少なくありません。
だからこそ、
“きちんとした支援が行われているか”を定期的に確認することが大切です。
信頼関係を築くことはもちろん、必要に応じて「声をあげる」ことも利用者・家族にとっては大事な行動です。
最後に:小さな違和感を見逃さないで
高齢の親は「我慢すること」「迷惑かけないこと」を優先しがちです。
でも、介護サービスは*契約に基づく支援**。
頼んだ内容が行われていないなら、しっかり改善を求めてよいのです。
家族が気づくことが、支援の質を守る第一歩になります。
「なんか変かも?」と感じたときは、遠慮は必要ありません。
知人も、「ヘルパーって別のところにお願いとかできるの?」と申し訳なさそうにしていましたが、
ケアマネに相談と変更希望できる旨をアドバイスしたところ、ヘルパー事業所変更する事になったとのそうで安心していました。
「こんなことで相談していいのかな?」と思わず、まずはケアマネさんに話してみてくださいね☺️
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